創作ダイニング「WATARUYA（ワタルヤ）」（大阪市西区土佐堀1、TEL 06-6147-8300）が大阪・肥後橋にオープンして5カ月が過ぎた。

肉に風を当ててうまみを凝縮させた唐揚げ

　店舗面積は15坪で、席数は13席。オープンは12月15日で、店長の井上和さんは「店は街中だが周辺に緑が多く落ち着いた雰囲気の立地。社長が環境を気に入り出店を決めた」と開店の背景を話す。

　食材の仕入れは複数の市場を回るという。「木津、中央、天満市場などのほか、中崎町や天神橋筋商店街をまわることも。市内の数カ所を巡りその時期に良い物を仕入れている」と井上さん。「人気は季節の魚のカルパッチョ（2,000円）で、今の時期はタイを使う」と話す。「名物は手羽の唐揚げ（650円）。半日ほど肉に風を当て、乾かせてから揚げる。乾燥することでうまみが濃縮される」と胸を張る。酢豚（1,300円）もお薦めといい「黒酢の酢豚で甘酸っぱくコクがある」とも。ドリンクはワインに力を入れ、赤・白のオーガニックワイン・スパークリングワインも用意する。木曜と金曜はランチタイムにも営業し、カレーと定食（以上1,200円）を提供する。

　「口コミで評判が広がり、遠方からのお客さまが多い」と井上さん。「一人でも利用しやすいので気軽に来てほしい。近隣の人に店のことを知ってもらい、地元で愛される店になれたら」と意欲を見せる。

　営業時間は、ランチ＝11時～14時（木曜・金曜）、ディナー＝18時～22時。日曜・祝日定休。