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大阪のウェブ制作「人間」が5周年記念展 来場者投票で「解散」占う

来場を呼び掛ける同社広報担当のトミモトリエさん

来場を呼び掛ける同社広報担当のトミモトリエさん

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 「SLC OSAKA」(大阪市西区西本町1)で11月13~15日、ウェブ制作・イベント企画会社「人間(にんげん)」(京町堀1)が設立5周年を記念した展覧会を開催する。

笛の音に反応して36体の人間の頭が動きを合わせる「にんげんとふえ」

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 2010年11月11日に設立した同社はこれまで、「面白くて変なことを考えている」をスローガンに掲げ、鼻毛が出ていることを相手に伝えるメールサービス「チョロリ」や、「ス」の形をした椅子「スイス」などの面白グッズを多数生み出してきた。

 「16年目で間違いに気づいた展」と題した同展覧会では、同社共同代表の花岡洋一さんと山根シボルさんがチームとして活動を始めてから16年間で制作した作品や企画、約80点を実物と写真で紹介する。

 広報担当者のトミモトリエさんは「周りの会社が上場したり賞をとったりしている中、私たちはこのままでいいのだろうか、と考えるようになった」と話す。会期中、来場者には、同社のこれまでの活動について「間違っている」か「間違っていない」かを投票してもらい、「『間違っている』となれば解散する(笑)」とも。

 会場では、笛の音に反応して36体の人間の頭が首を動かしたり目を光らせたりする「にんげんとふえ」や、人の姿勢や動きを認識して対象の人物に3Dでリアルな巨乳を合成する「Kinect巨乳」など、同社の作品が体感できるブースを備える。

 このほか、市民参加型イベント「御堂筋KAPPO2008」に登場した、ゴミ袋に足が生えた「妖怪ごみあし」の展示、「スイス」(5万5,000円)、人間関係が崩壊するカードゲーム「人間ゲーム コンプレックス人狼」(2,100円)、「作品集」(価格未定)など、同社の手掛けるグッズ販売も行う。

 トミモトさんは「美大生やアートに関心がある人だけでなく、どなたにも楽しんでもらえると思う」と来場を呼び掛ける。「入場料は、『間違えて』-5円。来場者に5円お支払いする」とも。

 開催時間は12時~20時。

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