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大阪・高麗橋吉兆本店が一時休店 2019年春再開予定

「吉兆」創業者の孫にあたる湯木潤治社長

「吉兆」創業者の孫にあたる湯木潤治社長

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 大阪・淀屋橋の高級料亭「高麗橋 吉兆 本店」(大阪市中央区高麗橋2、TEL 06-6231-1937)が3月31日、建て替えのため一時休店する。

「高麗橋 吉兆 本店」の外観

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 「吉兆」は1930(昭和5)年に湯木貞一さんが創業。同店は1949(昭和24)年に開店した。創業者の孫にあたる「本吉兆」(高麗橋2)の湯木潤治社長は「建て替えの理由は建物の老朽化と、消防法や耐震基準との兼ね合い」と話す。

 休店後は現在の敷地中8割を大和ハウス工業(大阪市北区)へ売却。80坪を残し新ビルへ建て替える。着工は5月頭を予定。4月中は1年以上前からの予約客のみに対応し、引っ越し準備に充てるという。

 湯木社長は「お客さまからは『もったいない』という声もあったが、欄間や柱など室内建材の一部を新ビルで活用するなど良い部分は残していく。エレベーターの設置、椅子・テーブル席の確保といったバリアフリー化を進め、今のニーズに合った店にしたい」と意気込む。

 営業再開は2019年春ごろを予定する。

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