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大阪の近代建築にアートサロン らせんの天井残したいと有志集う

左官職人の久住有生さんが手掛けたらせん状の内装と、合同会社螺の北夙川さん

左官職人の久住有生さんが手掛けたらせん状の内装と、合同会社螺の北夙川さん

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 大正時代に建てられた、登録有形文化財「船場ビルディング」内に3月10日、「サロン・ドゥ・螺(ら)」(大阪市中央区淡路町3、TEL 050-3736-8638)がオープンした。

特徴的な天井のアートと北夙川さん

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 左官職人の久住有生(くすみなおき)さんが手掛けたという内装は、壁や天井は土壁に覆われており、床は一面の大理石が敷かれている。壁の上部から天井にかけて丸みを帯び、天井の中心に向かってらせん状になっているのが特徴だ。同店入居前に同室に店舗を構えていたアンティークショップのオーナーが依頼したもので、退去時に原状回復することを惜しんだという。

 「独創的な内装を残そう」と、歌人でアートディレクターの北夙川不可止(きたしゅくがわふかし)さんを中心におよそ20人の有志が集った。アーティスト、大学教授、建築家など、40代~50代を中心としたメンバーらで、合同会社「螺(ら)」を設立。アートとカルチャーの発信拠点として、同室にサロンをオープンさせた。社名の由来は、天井に造られた「らせん」から。

 同サロンでは、「短歌サロン」や「紅茶を愉しむ会」、バロック音楽を楽しむ「古楽コンサート」などを開催する。その他、展覧会やフェイクスイーツのワークショップなど。「私たち自身もこの空間を生かして何ができるのかを楽しみにしている」と北夙川さん。

 「街から近代建築が失われつつあるが、この部屋の内装を守ろうと20人もの有志が集まることができた。開店を決めてから実際に開店するまで慌ただしく、やっと一息つくことができた。これからのことは手探りで進めていければ」とも。

 営業時間は13時~19時30分(土曜は17時30分まで)。日曜・祝日定休(イベント時、事前見学予約時を除く)。

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