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大阪・本町に立ち飲み店 利き酒師が英語にも対応、自家製こうじ使う一品も

店主で利き酒師の黒川元規さん。店内には英語メニューも用意する。

店主で利き酒師の黒川元規さん。店内には英語メニューも用意する。

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 立ち飲み店「日本酒と麹(こうじ)スタンド SAKE KOJI(サケコウジ)」(大阪市中央区瓦町4)が大阪・本町にオープンして3カ月がたった。

日本酒飲み比べセットとおまかせ一品の3種盛り

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 店舗面積は約6坪。店主の黒川元規さんは日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が認定した利き酒師の資格を持つ。6年間の会社勤めの後、語学留学やワーキングホリデーでフィリピン、カナダに滞在。日本の物を海外に伝えたいと思うようになったという。帰国後、商社で働きながら日本酒の魅力を伝える店の開業を決意。天満の貝料理専門店で経験を積み、昨年12月14日に同店を開いた。

 日本酒は15種類を用意する。初めての客には3銘柄の飲み比べセット(1,210円)を薦める。さまざまな味の好みに応えられるよう、銘柄はバランスよくそろえているという。

 一品料理は30種類以上を用意する。自家製発酵調味料を使うメニューも提供する。トマトやキノコの風味もある塩こうじのほか、しょうゆこうじやポン酢こうじも使う。よく注文が入る「おまかせ肴(さかな)3種盛り」(869円)は、「刺し身、煮物と一品を組み合わせている」と黒川さん。さいの目切りにした旬の魚にしょうゆこうじを混ぜてたたく「なめろう」(649円)も人気という。

 外国人旅行客向けに英語のメニューや看板も用意する。黒川さんは「欧米の人を中心に旅行客の姿も街に戻りつつある」と言い、「日本酒好きの人はもちろん苦手という人にも、好みの味を一緒に探して提案できたら」と話す。

 営業時間は、16時~23時。日曜定休。

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