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ChatGPT活用で拡張機能開発 本町・オオサカンスペースの学生スタッフ

ChatGPTを活用した拡張機能「メール作成アシスト powered by GPT-3.5」を開発した水崎祥太さん

ChatGPTを活用した拡張機能「メール作成アシスト powered by GPT-3.5」を開発した水崎祥太さん

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 神戸大学大学院生の水崎祥太さんが6月8日、自動でメール草案を作成するChrome拡張機能「メール作成アシスト powered by GPT-3.5」を発表した。

月に一度、夕食を共にする交流会で信頼関係が育まれる

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 水崎さんは「Kaeru」が運営する大阪・本町のコワーキングスペース「オオサカンスペース」(備後町3)の学生スタッフ。「入社当時、大学は全てオンライン授業。友達とご飯に行く回数も激減し、将来に不安を抱いていたが、オオサカンスペースに来て会話が増えた」と振り返る。拡張機能を開発するきっかけは、実社会で働く大人とのコミュニケーションが増えたり、エンジニアやプログラマーの事業を間近で見聞きしたりしたことで、「誰かの役に立つサービスを作りたい」と考え始めたからだという。

 就活生でもある水崎さん。自身の就職活動が始まると、「チャット形式に慣れたZ世代はメールの書き方を学ぶ機会が少なかった。草案作りに時間が取られてしまい、自己分析に集中しにくい」と気付き、メール作成アシストの開発に着手した。ChatGPTの技術を用い、同コワーキングスペースを利用する起業家のアドバイスを受けながら約1カ月間で完成。Chrome Webストアの審査を通過し、誰でもChrome上で利用できるようになった。

 水崎さんは「オオサカンスペースはやりたいと思ったことを、周りの大人が応援してくれる。就職活動を頑張る学生の悩みが軽減されればうれしい」と笑顔を見せる。

  学生スタッフの採用について、「Kaeru」の 大崎弘子社長は「次世代の若年層が過ごしやすい環境をつくることを目指した」と話す。約2年間で10人以上の学生を採用し、各々の得意分野を生かした業務を任せているという。

 「週に1回でも外出し社会と触れ合う機会が、新型コロナの影響で主にオンライン授業を受けていた学生を応援することになると考えた」と大崎社長。「学生が主導し、学校で学んだ専門知識を発表したり、かき氷を振る舞うイベントを開催したりしたこともある。メンバーから学生への食事の誘いや就職相談など、世代を超えた交流も活発に行われている」と話す。

 拡張機能の利用は無料。

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