炉端焼き居酒屋「本町 ぼんてん」（大阪市中央区本町1、TEL 06-7709-2603）が大阪・堺筋本町にオープンして5周年を迎える。　

香ばしい焼き目がつくシューマイ

　店舗面積は8.4坪、席数は20席。焼き肉店で6年間店長を勤めた橋本学さんが、2018（平成30）年2月13日に開業した。金沢港直送の魚介の炉端焼きを看板に、揚げ物やおでんなどの一品を70種類以上そろえる。「居酒屋メニューが好評だったことを受け、料理の数が開店当初から1.5倍になった」と明かす。

　中でも牛ハツのユッケ、しめさば（以上715円）はよく注文があるという。試作を重ねて開発したシューマイ（550円）は、客から「『どの店よりおいしい』という反応を多くもらってうれしかった」と笑顔を見せる。ドリンクで橋本さんが薦めるのは京都のクラフトジン「季の美（きのび）」（660円）。ユズ、サンショウ、赤松、玉露など和の素材を使っており「どんな食事の味も邪魔しない」と説明する。

　東横堀川エリアで店を探して飲み歩きする人や、インスタグラムを見て訪れる20代の女性客も増えたという。コロナ禍中に休んだのは2カ月ほどで、ランチ営業や、依頼を受け弁当を作るなどで「とにかく体と店を止めなかった」と振り返る。昨年は飲食店同士のつながりで、初めて野外フェスにも出店。今後について橋本さんは、「今のスタイルで店を続けていけたら」と意欲を見せる。

　営業時間は17時～24時。