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北浜に立ち飲み店「ヤチポチ」 船着き場横の建物改装、エゾ鹿盛り合わせも

店主の秋谷直弘さん(左)と妻のとも恵さん。店内奥の窓からは東横堀川が見渡せる

店主の秋谷直弘さん(左)と妻のとも恵さん。店内奥の窓からは東横堀川が見渡せる

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 立ち飲みバー「yacipoci(ヤチポチ)」(大阪市中央区平野町1)が1月、オープン1周年を迎えた。

自家製マスタードを添えたエゾ鹿の盛り合わせ

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 店舗面積は11.5坪で、安土町1丁目にある薫製料理の居酒屋「wapiti(ワピチ)」の姉妹店。「ヤチポチ」はアイヌ語で「ぬかるみ」を意味するという。店主の秋谷直弘さんは「ここは昔、東横堀川の船着き場が横にあり、船を引き入れる建物だった。基礎工事をした際、下がぬかるみだったことがわかったのが店名の由来」と明かし、「みんなが酔ってぬかるみのようになることにも掛けた」と笑う。

 店は秋谷さんと妻のとも恵さんが切り盛りする。料理は「自分たちが飲み歩いた中で出合った良いと思ったものを参考にして出している」という。とも恵さんは「料理は時期によって変えているが、『まぐろのにらしょうゆ漬け』(590円)はずっと人気。プレオープンから評判でそのまま定番になった」と明かす。北海道から取り寄せるというジビエ料理「根室『カワゴエ』さんのエゾ鹿盛り合わせ」(690円)もお薦めといい、店内で仕込んだ自家製マスタードを添えて提供する。

 「コロナをネガティブにとらえず、その時期にしかできないことをやってきた」と振り返る秋谷さん。休業要請中は2店とも閉めていたといい、通算4カ月ほど休業したという。「その間に料理の勉強をしたり人脈づくりなどもできた。その経験をこれからの店の運営に生かしていけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は15時~23時。日曜・月曜、第2・4火曜定休。営業時間は時短要請に従う。

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