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堺筋本町「天ぷら 廣長」70周年 雰囲気を守りながら「息の長い店に」

1階カウンター席の横に立つ3代目店長の畑さん

1階カウンター席の横に立つ3代目店長の畑さん

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 「天ぷら廣長(ひろちょう)」(大阪市中央区本町橋6)がこのほど、オープン70周年を迎えた。

よく注文されるという昼のメニュー「びっくり天丼」

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 同店は1951(昭和26)年に創業。席数は64席で、1階はカウンター9席とテーブル8席。2階と3階には座敷席を設ける。

 店長の畑比呂志さんは3代目で、ホテル勤務から転身して同店を継いだ。リニューアルとはいえ、畑さんは「店舗もメニューも先代からの雰囲気を守っており、大きくは変えていない」と明かす。天ぷらは注文を受けてからカウンター内の調理場で揚げる。揚げ油には綿実油を使い、クルマエビは店内のいけすで泳ぐものを調理して提供する。

 昼の料理は天丼と7種類の定食を用意する。よく注文があるという「びっくり天丼」(900円)の名は、ボリューム感に由来。エビと魚を2点ずつと野菜5点を盛る「極上天ぷら定食」(1,700円)も「人気がある」と畑さん。夜は、一品料理2品と天ぷら7点にドリンク2杯が付く晩酌セット(1,980円)で「ちょい飲み」のニーズにも対応するほか、コースには鍋や刺身などを盛り込む。コースの内容は予約時の相談に応じるという。

 近隣の店舗や船場の街の変化を見てきたという畑さんは「とにかく息の長い店にしたい」と話す。「隠れ家的存在として、お客様に定期的に通ってもらえる店でありたい」とも。

 営業時間は、11時30分~13時30分、17時~21時。日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気パーテーションの設置などを行って営業する。

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