公開試験としては最後になる第13回「なにわなんでも大阪検定」の受検申し込みがの受け付けが現在、行われている。
主催は大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋2)。同検定は大阪が持つ歴史・文化を再発見することで、大阪に対する郷土愛と誇り(シビックプライド)の醸成につなげることを目的にするという。第1回は2009(平成21)年で、これまでに4万205人が受検した。毎年テーマを設定し、今年のテーマは「大阪の笑い」。公開試験は今年で終了し、来年以降はインターネットを活用した後継事業の実施を予定する。
検定では上級と初級の2種類の試験があり、それぞれの得点に応じて合格級(上級=1級、準1級、2級。初級=3級、4級)を判定する。受検会場は大阪商工会議所、りそなグループ大阪本社ビル(備後町2)、大阪工業大学 大宮キャンパス(旭区大宮5)、大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス(堺市中区学園町1)の4カ所。
個人のほか企業単位の団体受検も受け付ける。地域振興部の田中翔子さんは「企業の団体受検では、営業担当者が大阪の知識を深めることができたことで、取引先とのコミュニケーションに役に立ったという声をもらったことも」と明かす。
検定では田中さんは「大阪らしい、楽しい検定試験になるよう準備を進めている」と力を込め、「公開受験は最後。逃さずぜひ多くの人に参加してもらえたら」と受検を呼びかける。
試験日は12月11日。申し込み締め切り日は10月18日。受験料は、初級=4,200円、上級=6,300円。