大阪府の商工業の振興発展に功績のあった個人や団体を表彰する「大阪府商工関係者表彰式」が2月17日、堺筋本町のマイドーム大阪（大阪市中央区本町橋２）で行われた。本年度の受賞者は214人、4事業所。当日は「大阪ものづくり優良企業賞2019」と「大阪製ブランド表彰式」も併せて開催された。主催は大阪府。

認定された「大阪製ブランド」

　大阪ものづくり優良企業表彰とは、高度な技術力を持ち、高品質・低コスト・短納期など総合力が高い大阪の企業を発掘し表彰を行うという制度。今年度はステンレス鋼管などの製造販売を手掛ける「東尾メック」（河内長野市）が最優秀企業賞を受賞。全69社が受賞した。

　大阪製ブランドとは、優れた技術と創造力を持つ大阪の中小企業が開発した製品を「大阪製ブランド」として認定する制度。大阪のものづくり企業のブランドイメージを高めるとともに、自社製品開発の取組みを促進することを目的にする。今年度は26製品が認定された。審査委員長を務めた大阪大学の豊田政男名誉教授は「今回で12回目のこの賞は今までに785社が受賞。大阪の企業を支えている」と賛辞を送った。

　来賓祝辞では三田勝久府議会議長が登壇。受賞した企業や個人に対し「ものづくりで日本・世界を支えているといっても過言ではない」と讃え「ものづくりは大阪の基本の基本、これからも斬新な発想や着眼点を発揮してほしい」と期待を寄せた。