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大阪・北浜の洋菓子店で合格祈願アイシングクッキーが話題に

合格祈願モチーフのアイシングクッキーを手に持つ「アイリーン」店主の塚田さん

合格祈願モチーフのアイシングクッキーを手に持つ「アイリーン」店主の塚田さん

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 北浜のパティスリー「iRene(アイリーン)」(大阪市中央区瓦町1、TEL 06-6484-7797)の合格祈願アイシングクッキーが話題を集めている。

だるまや招き猫といった和のモチーフが人気

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 間もなく4周年を迎える同店では、オーダーを中心にアイシングクッキーやデコレーションケーキなどを取り扱っている。毎年この時期にオーダーの多い「合格祈願」のアイシングクッキーを今年から店頭販売することにした。

 「『合格祈願クッキーを贈った長男が無事合格したので、今度は次男へ贈りたい』とリピートでオーダーされるお客さまもいらっしゃる」と店主の塚田いづみさん。

 ビジネス街に位置する同店では、誕生日会や送別会向けの依頼が多いという。「個人のニーズに沿った商品をオーダーできるので、お祝い主の好きなキャラクターを注文されることが多い。お子さんの誕生日にお届けしたケーキと一緒に撮った写真を毎年送ってくださるお客さまも。入学祝いにはランドセルのモチーフや、他ではあまり取り扱いのないベビーシャワー向けの依頼も最近は増えている」と塚田さん。

 パーティーや送別会で同店の菓子を贈り物に利用した客が、商品を気に入って再来店するケースや、口コミからリピーターにつながるケースも。中には有名人のSNSに同店のケーキが登場したことがきっかけで注文される客や、通販サイトを通じて遠方からの注文も多いという。

 塚田さんは大学卒業後、小さいころからの夢だった菓子職人になるため専門学校に入学した。卒業後は阪急インターナショナルホテル(大阪市北区)や個人店でパティシエとして活躍。あめ細工やデコレーションの技術を磨くうち、指名の依頼が増え、結婚を機にパティシエの夫と共に同店を立ち上げた。

 「『デコレーションが派手な菓子はおいしくない』という思い込みのあるお客さまの意識を覆したい。見た目と同様、味にも工夫を続けている。原料や厚み、食感にも注意を注ぎ、焼き菓子は飲料がなくても飲み込めるか、といった口溶けを計算し調節している。『見た目重視で味は期待してなかったが、食べてみるとおいしかったので再び買いに来た』というお客さまの声をいただくことがとてもうれしい」と塚田さん。

 「洋菓子店であまり取り上げられない、えとやひな祭りといった『和』のモチーフも人気がある。今後も季節ごとのイベントに積極的に取り組んでいきたい」とも。

 アイシングクッキー(320円~)、オーダークッキー(1,500円~)、カップケーキやデコレーションケーキのほか、ウエルカムボードやウエディングケーキなどにも対応する。引き渡し予定日の1週間前までに注文が必要。

 営業時間は11時~18時30分。日曜・月曜定休。

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