船場センタービルが4月から、日曜・祝日も開館している。
船場センタービルは大阪万博の年の1970(昭和45)年に開業した商業ビル。1号館から10号館までの全長は約1000メートル、延べ床面積17万平方メートルで、地下鉄3路線と直結。地上4階・地下2階建てで、ビルの上には高速道路・市道が走る。
店舗は衣料品の問屋や小売店、飲食店などで、事務所を合わせて約850店が入居する。2020年は開業50周年を迎えたのを機に愛称を公募し、「せんびる」と名付けられ市民に慕われている。
オープン以来、12月を除き日曜・祝日は全館一斉に閉館していたという同施設。日曜も開けたいというテナントの要望や、週末も買い物をしたいという利用客、駅につながる出入り口が多いため通年で開けてほしいという声などを受け、日曜・祝日の開館に踏み切ったという。
区分所有者会の有田行男会長は「ビルの周りにはマンションも増え、中央区は人口が増えた。2025年の大阪万博に向け、営業時間を広げることで地域を活性化できたら」と意欲を見せる。
営業時間・定休日は各店で異なる。毎月第3日曜はメンテナンスのため全館閉館。