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肥後橋にイタリアン新店 まき・わら・炭火を活用、キッチンには特注窯も

特注の窯の前に立つ槌谷陸さん(左)と畠中魁人さん。窯は直火の温度調整がしやすいよう特別に発注したオリジナルという

特注の窯の前に立つ槌谷陸さん(左)と畠中魁人さん。窯は直火の温度調整がしやすいよう特別に発注したオリジナルという

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 イタリア料理店「リクペラーレ タケウチ」(大阪市西区土佐堀1、TEL 06-4400-4969)が10月22日、大阪・肥後橋にオープンした。

ショートケーキのようなあしらいで提供するブリ

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 店舗面積は17.9坪で、席数は15席。料理長の槌谷陸さんは、まき窯で焼き上げるナポリピザの店で勤務。その後福島区のイタリアン「イル ルォーゴ ディ タケウチ」で8年働いたという。「勤める中で『こんな料理をしたい』と理想を抱くようになった」と明かし、「オーナーに相談したら、うちで夢をかなえたらいいと、新店オープンにつなげてくれた」と開店の背景を説明する。

 調理は、ガス以外に炭やまき、わらなどの熱源を使うことが特徴。キッチンには工務店に特注した窯を備え付ける。槌谷さんは「赤身の肉やカモ、カツオなど鉄分の多い食材は煙の香りと相性がいい」と説明。「牛肉のイチボのまき焼きが人気。仕上げに炭で焼くことで、表面がカリッとして中がジューシーに仕上がる」と話す。ランチは2,500円と3,800円の、ディナーはアラカルトと6,600円・8,800円の、コースをそれぞれ用意する。

 副料理長の畠中魁人さんはソムリエで、国内外のワインを選んで取りそろえる。丹波篠山(兵庫県)出身ということもあり、今後は地元からイノシシなどのジビエを取り寄せてメニューに組み込む予定という。槌谷さんは「ワインとのペアリングにこだわっている。いろんな人にうちの料理とお酒を楽しんでもらえたら」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時30分~13時30分、17時30分~21時。月曜定休(その他の店休日はSNSで要確認)

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