大阪・北船場、西天満、肥後橋の画廊11軒が参加するアートイベント「フェスタアート大阪2021」が4月12日に始まる。主催はFestart Osaka2021実行委員会。
14回目になる同イベント。イベント名はFesta(祭)とStart(始)、Art(美術)の3つの単語を合わせた造語で、「これから大阪で美術の祭りが始まる」という意思を込めたという。会期中は参加ギャラリーがそれぞれ展覧会を行い、「現在進行形」のアートとそれに関わるムーブメントを紹介する。
作品は日本画・洋画・工芸・現代美術などで、それぞれのギャラリーが得意分野を生かした展示をする。各画廊では、現在活躍中のアーティストの作品のほか、ピカソの作品や室町時代の壺といった骨董品など、幅広いジャンルの作品を展示する予定という。
約30年前から同エリアに「画廊大千(だいせん)」を構える植松和久さんと妹の和美さんは「初回から参加しているが、段々周知が広まり見に来てくれる人が増えてきた」と明かす。同ギャラリーは若手美術作家の発掘に力を入れているといい、イベントでは30代の画家の作品を展示するという。
「このエリアは歴史と文化がある場所。美術作品は実物を見ないと感じられないものがあるので、ぜひ足を運んで作品世界に触れてもらえたら」と呼び掛ける。
今月24日まで。