「船場のおひなまつり2021」が2月25日、大阪・船場エリアで始まる。主催は船場博覧会実行委員会。
江戸時代から大阪の中心として栄えてきた船場。同イベントでは船場エリアの歴史や文化の厚みを発信することを目指す。今年は子どもたちの成長を願うひな祭りに寄せて、穏やかな日々が早く戻ることを祈り開催するという。今年7回目。
イベントでは北船場ゆかりの8家に代々伝わる雛人形を、 7つの会場で特別展示公開する。生駒家や芝川家、三原家などのひな飾りを、芝川ビルや生駒ビルヂング、神宗淀屋橋本店などで展示する。今年はエリア内にある銀行や店舗などでも、大小さまざまなひな飾りをしつらえるという。
期間中は茶会やマルシェ、五人ばやしの演奏やひな飾りの前での子ども撮影会などを実施する。3月3日はコロナ収束を願い少彦名神社で奉納舞が行われる。
今年は初の試みとして、来場できない人のために各家のひな飾りを紹介する動画を配信する予定。担当者の川嵜千代さんは「愛らしく華やかなおひな飾りで、ご覧いただいた方に少しでも明るい気持ちになっていただけたら」と期待を寄せる。
各イベントの開催時間は会場により異なる。3月3日まで。