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大阪・靱公園そばに雑貨店 事業者と顧客つなぎ、全国のものづくり支援

木製ビアカップを持つ金谷社長。扱う製品はどれも「僕が欲しいと思ったもの」と言う

木製ビアカップを持つ金谷社長。扱う製品はどれも「僕が欲しいと思ったもの」と言う

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 雑貨店「COTO MONO MICHI(コト モノ ミチ) AT PARK SIDE STORE」(大阪市西区京町堀1、TEL 06-6459-0366)が11月1日、大阪・靱公園そばにオープンした。

厚さ1ミリメートル以下まで薄く削り出した木製ビアカップ

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 経営はグラフィックやプロダクトのデザイン・広告などを手掛ける「セメントプロデュースデザイン」(大阪市西区)。同店は東京・墨田区に続き2店舗目になる。

 店で扱う商品は、同社がこれまでに関係してきた全国各地の工芸職人や製造業のもの。雑貨のほか食品も販売する。「公園横の小さな売店」をイメージし、産地と職人と生活を結ぶ、地域に愛される「ブリッジショップ」を目指すという。

 雑貨は金属加工製品や木工品、ガラス製品の食器やステーショナリーなど。福井県鯖江市の眼鏡産業の技術を使った耳かきや、自動車部品工場から生み出されたカトラリーなど、同社のアイデアやデザインを生かした製品などをそろえる。

 食品は茶葉やお菓子、レトルト商品など常時約40品目を販売。テークアウトのコーヒーやケーキ、週末は店内で焼き上げたキッシュも販売する(450円)。

 販路まで整え、事業者と顧客のつながりを深めたいという同社。今後は職人を招いたワークショップや、企業向け商品開発のゼミを開く予定という。社長の金谷勉さんは「『産地と職人のデザイン』の関係をともに考えて『ミチ』をつくっていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時。

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