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大阪・本町の乳腺外科が開院から3年 定期検診呼び掛けも

有本乳腺外科クリニック本町の有本裕一さん(右から3番目)とスタッフ

有本乳腺外科クリニック本町の有本裕一さん(右から3番目)とスタッフ

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 大阪・本町の「有本乳腺外科クリニック本町」(大阪市中央区瓦町3、TEL 06-6222-0180)が9月1日、開院から3年を迎えた。

絵画や植物が飾られた待合室

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 2015年、同院が入居するビル2階「茶屋町レディースクリニック」の理事長から婦人科と隣接した乳腺専門の診療をとの呼びかけに応じ開院した。院長の有本裕一さんは、それまで外科医として勤務していたが母の乳がん罹患(りかん)がきっかけとなり乳腺専門の外科医に転じたという。

 同院は予約制。電話とネットで予約を受け付けており、毎日約50~60人が訪れる。待ち時間を少なくするためエコーの機械を2台設置するなど動線を工夫しているという。来院のきっかけは、6割が痛みやしこり、違和感などの自覚症状、3割が会社の健康診断後の二次検診。

 有本さんは「乳がんは40代前半から50代前半がピークで、早期発見で治る疾患」と話す。同院では2018年7月までに1万人を診察し、200人の乳がんを診断したという。乳がん患者の平均年齢は46.8歳で40~50代が半数を占めるが、20代や70代以上も含まれる。

 有本さんは「来春から医師を1人増やして、より多くの患者さんを診察していきたい。年齢にかかわらず誰にでも起こり得る疾患だからこそ定期検診を受けてほしい」と呼び掛ける。

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