大阪・本町の「うつわ屋 Meetdish」(大阪市中央区本町4、TEL 06-6266-6006)が6月、オープン10周年を迎えた。
「親しみやすい若手作家モノの『うつわ』の店」がコンセプトの同店。2006年6月、隠れ家のような雰囲気を求めて靱本町のビル2階に出店したが、次第に路面店に魅力を感じ、2010年10月、現在の場所に移転した。店舗面積は20坪。
店主の磯部幸太郎さんは、一度は企業に勤めたが、実家が陶器を扱っていたことをきっかけに同店のオープンを決めたという。
「店の個性を表現するため、あえて地元の関西でなく関東の百貨店などで見て気になった作家の作品をそろえている」と磯部さん。店内には、粉引(こひき)、磁器、染付(そめつけ)、色絵、焼き締め、スリップウエアなどの作家作品が並ぶ。月に1~2回、個展を開いている。
磯部さんは「開店から10年がたち、当時は『若手」と呼ばれていた作家も、今では『中堅』『ベテラン』の域に達している。これからも一点物のうつわの魅力を伝えたい」と話す。
営業時間は11時~19時(土曜は18時まで)。日曜・祝日定休。