大阪・本町に本社を置く企業「ソリューション」(大阪市中央区淡路町4)が4月1日、子育て中の母親カウンセラーによる新入社員面談サービス「お母さん面談」の提供を始めた。
同社は中小企業の支援を主とするコンサルティング会社。同サービスでは、1~3年目の若手・新入社員に対し同社に所属する子育て中のカウンセラーが面談を行う。
長友威一郎社長は「中小企業では人手不足で新人に対するフォローや育成に手が回らないことが多い。社員を育てることと子育ては似た面が多くあり、子育て中の母親カウンセラーによる面談でフォローすることが社員の定着や育成につながると考え、同サービスを企画した」と話す。
1月からテスト面談を行っている企業では、若手社員が本音を話せる相手になることで社内の改善にもつながっているという。長友さんは「新卒入社する社員の3割が3年以内に離職すると言われる中で、メンタルのフォローは大切。今後は20代後半~30代など人生のターニングポイントとなる世代にも面談対象を広げていきたい」と意気込む。
「働きたいがフルタイム勤務は難しいという子育て中の母親で、カウンセラーなどの資格を持つ人も多い。社会との接点を持ちたい母親たちの雇用を生み出すことにもつなげていく」とも。