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大阪取引所でスタートアップ企業向け支援塾 15人参加、成長戦略学ぶ

第1回の講義の様子

第1回の講義の様子

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 大阪・北浜の大阪取引所(大阪市中央区北浜1)で1月27日、「大阪スタートアップ成長支援塾」が開講した。主催は大阪府・大阪市・日本取引所(JPX)グループ大阪本社。

証券業界のマスコット「とうしくん」

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 塾生は企業の成長戦略を体系的に学びたいという経営者15人。大阪産業局などが開催したベンチャー支援プログラムの卒業生から希望者を募り選出した。講義内容は資金調達や株式上場、ガバナンス体制強化による企業価値向上についてなど。講師は銀行・証券会社や監査法人の実務担当者、関西の上場企業3社の経営者が担当する。隔月の開催で、1年にわたり6回の講義を行う。

 同塾は昨年1月に大阪府・大阪市・JPX大阪本社の3者で締結された「国際金融都市OSAKAの取組推進に関する連携協定」に基づき実施する。協定は、大阪が国内外の主要金融機関・フィンテック企業の拠点になるような「国際金融都市」として発展することを目的として締結したという。連携協定は4項目あり、1つが「スタートアップの成長支援に関すること」という。草創期の企業を支援し関西経済の活性化を目指す。

 塾生の一人「イーストエンドカンパニー」(北久宝寺1)社長の東端裕介さんは「上場を視野に動いているので今後の参考にしたい」と意気込む。JPX大阪本社推進担当の田村満統括課長は「府と市でタッグを組んで関西を盛り上げたい。世界に羽ばたく企業が育つ場になれば」と期待を寄せる。

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