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老舗料亭「江戸堀やまぐち」でなにわの和食入門イベント-親子の参加呼び掛け

1929年創業の老舗料亭「江戸堀やまぐち」

1929年創業の老舗料亭「江戸堀やまぐち」

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 大阪の老舗料亭「江戸堀やまぐち」(大阪市西区江戸堀3、TEL 06-6441-4901)で2月11日、本格的な日本料理を手軽に楽しめるイベント「和食の魅力再発見!一汁三菜体験」が開催される。

イベントで提供される一汁三菜の食事

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 大阪府下の日本料理店40店が参加する「なにわの一汁三菜プロジェクト」の一環で開く同イベント。大阪府料理業生活衛生同業組合が、和食の魅力や大阪の日本食文化を「一汁三菜」を通して楽しんでもらおうと企画した同プロジェクトは1月19日~2月20日、参加各店が期間限定の特別メニューを提供するもの。同店では期間中、「なにわの一汁三菜和食体験メニュー」として3,240円と5,400円の2つコースを提供しているが、家族連れが参加しやすいようにと今回、価格を抑えた独自イベントを祝日に開く。

 イベントの食事では、「かにしんじょの吸い物」「白身魚の昆布じめ」「地鶏の治部煮」「太刀魚の包み焼き」などを一汁三菜のスタイルで提供。ご飯物には、大阪・高麗橋の老舗昆布店「神宗」の塩昆布でお茶漬けを用意する。食事に先立ち、店主・山口一儀さんが和食講座も行う。一汁三菜をはじめとした和食の良さや、「なぜ大阪のだしはうまいのか」など大阪の日本料理の特長を歴史的な背景から分かりやすく解説する。参加料は、大人=2,000円、中学生以下=1,500円。標準的な子ども2人の4人家族で参加しても7,000円という価格を設定した。

 山口さんは「和食離れが言われて久しく、家庭においても中華やイタリアン、フレンチなど多様な料理が広がり、今や和食は各国料理の中の一つに位置付けられている。それ自体を否定するものではないが、40代くらいまでの世代の方は和食の本来の良さを知らずに育っている。例えば、だしのうま味。長年、和食を提供し続けてきた者としては、昆布やかつお節からとれるうま味のおいしさを知ってもらいたい。特に、中学生までの子どもたちに、これが本物の味だと感じてもらいたい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は12時~13時30分。定員40人。電話による事前予約が必要。通常の営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時。日曜・祝日定休。

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