居酒屋「食堂もぐら」（大阪市中央区船場中央4、TEL 06-4708-5842）が9月18日、大阪・本町の船場センタービル10号館にオープンした。

「グリーンキャビア」と呼ばれる海ぶどうが乗った丼

　店舗面積は約16坪で、席数は26席。店主の饒平名里美さんは沖縄出身で、関西の大学で遺伝子工学を学んだ後に生殖補助医療胚培養士の資格を取得したという。飲食店をずっとやりたかったといい、不妊治療クリニックで勤務しながら、飲食店やバーなどでも働き開店の準備をしていたという。

　同店の売りは沖縄料理と日本酒。ランチタイムは肉・魚がメインの日替わり定食（各880円）のほか、1日5食限定で海ぶどうの海鮮丼セット（1,300円）を提供する。海鮮丼には海ぶどうと刺し身が3種類にしらすが載り、食べ放題のもずくが付く。日替わり定食は丹波どりの唐揚げや季節の魚の焼き魚が人気という。

　夜は一品料理をそろえる。ナーベラー（へちま）や青パパイヤなど、大阪では手に入りにくい食材を使った料理などを提供。野菜は饒平名さんの実家から送ってもらえるといい、「ほかの沖縄料理店ではなかなか見ない料理もある」と胸を張る。

　日本酒は常時15種類を用意し、気軽に飲めるようにと30ミリリットルサイズ（280円・380円）から提供する。饒平名さんは「日本酒になじみのない若い人にも試してほしい。沖縄料理という入り口から、日本酒の良さを伝えることができたら」と意欲を見せる。

　営業時間は、11時30分～14時、15時～22時（営業時間は大阪府の時短要請に従う）。日曜定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。