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大阪・本町に「とんかつ井戸枩 」 肉はきなこ豚「試作は約千枚にも」

店主の岡さん

店主の岡さん

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 「とんかつ井戸枩 (いどまつ)」(大阪市中央区瓦町4)が7月15日、大阪・本町にオープンした。

ヒマラヤ岩塩を添えたきなこ豚の「ロースカツ定食」

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 店舗面積は10.5坪で、席数は16席。店主の岡吾郎さんは千日前で焼肉店「焼肉伝説バリバリ」を経営。コロナ禍の中で、酒類提供の規制の行方が見えないことから食事メインの業態での出店を決めたという。

 提供するとんかつには、肉質が柔らかく脂が甘いという宮崎県のブランド豚「きなこ豚」を使う。ロースカツ定食(100グラム=1,000円など)が人気といい、岡さんは「ソースとヒマラヤ岩塩を添えているが、肉の味が引き立つ塩で食べるのがお薦め」と笑顔を見せる。揚げ油には米油とオランダ産のラードをブレンドしたものを使う。米油をブレンドすることで揚げ上がりが軽くなるといい、「パン粉は油と相性のいいものを探すために何種類も取り寄せた。試作で揚げた枚数は約千枚にもなる」と打ち明ける。

 調理場を預かってもらうシェフには、和食の調理経験が15年以上あり北新地の和食店などで勤務していた人を招いた。

 岡さんは「今は昼・夜ともに定食を出しているが、コロナが落ち着けば夜は居酒屋メニューを出したい」と明かす。「昼は定食、夜はとんかつ割烹(かっぽう)のようなスタイルで、シェフが腕を振るう本格和食をリーズナブルに楽しんでもらえる店にできたら」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時30分~14時30分、17時~23時(土曜・祝日はランチ営業のみ。営業時間は大阪府の時短要請に従う。緊急事態宣言中は酒類の提供はなし)。日曜定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。

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