居酒屋「還暦恵子」（大阪市中央区南本町3、TEL 070-2004-3231）が6月10日、大阪・本町にオープンした。

お通し3種類と季節のおばんざい

　店舗面積は8坪、席数は10席。経営は日本食店や回転寿司店などを手掛ける「ベック」（大阪市中央区）。店名は、ママを務める池田恵子さんにちなむ。取締役の仲恵一郎さんは「新店の出店に当たり、梅田のスパゲティチェーン店で名物スタッフだった池田さんに声を掛けた」と明かす。池田さんが今年で還暦を迎えることから、この店名にしたという。

　メニューは、池田さんが手作りするおばんざいを毎日7・8種類用意する（各350円）。今の季節は「なすの煮浸し」が人気といい、女性客から「どうやって作るのか」とレシピを尋ねられることもあるという。酒は瓶ビール（650円）やハイボール（400円）のほか、その時期のお薦めの日本酒も用意する。

　ランチタイムには、弁当4種類を販売（各550円）。メニューは魚や唐揚げなどで、堺筋本町にある系列の日本料理店「一華」から取り寄せる。池田さんは「11時から販売だが、12時過ぎには売り切れることもあるくらい人気」と胸を張る。

　カウンター席がメインの店内は「話しやすい距離感」と説明する仲さん。「初めてのお客さん同士で話が盛り上がることも少なくない」と話す池田さんと共に「まったりとくつろいでもらって、明日の活力を生む店になれたら」と意欲を見せる。

　営業時間は、11時～14時（弁当のテークアウトのみ）、17時～23時（イートインのみ、営業時間・酒類の提供時間・利用人数は大阪府の要請に従う）。土曜・日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。