船場エリアでは昨年4月の1回目の緊急事態宣言以降、デリバリーやテークアウトに対応する店舗が急増。2回目の発令後は、昼間だけでなく20時以降の飲食需要に対応する取り組みが広がる。
1月14日に再発令された大阪府の緊急事態宣言では、飲食店に時短営業を要請。飲食店での酒類の提供は19時まで、営業時間は20時までとしている。
本町周辺では、セントレジスホテル大阪前のイタリアン「LOGIC(ロジック)」で20時以降も店頭でピザやパスタなどのテークアウトを受け付ける。オーダーを店頭で受け付けた後に調理、できたてのものを提供するという。北御堂そばの定食店「サル食堂」では昨年の春以降、店の前に総菜のテークアウト販売ブースを設置。22時までテークアウト対応をするという。
本町の居酒屋「炉ばたワコー」では22時まで持ち帰り用の焼き物を受け付ける。店主の長澤拓哉さんは「家で飲む人がアテに買って帰るようだ」と説明する。
牛丼チェーンの「吉野家」「すき家」「松屋」は20時以降、翌5時までテークアウトに対応する(吉野家とすき家は3月7日まで)。カツ丼のチェーン店「かつや」は22時まで。