年明け最初の取引を祝う式典「大発会(だいはっかい)」が1月6日、大阪・北浜の大阪取引所(大阪市中央区北浜1)で行われ、晴れ着やスーツ姿の証券関係者が詰め掛けた。
年頭あいさつで山道裕己社長は「今年はオリンピック・パラリンピックの開催があり、2025年は大阪で万博も開かれる。ねずみ年は繁栄の年と言われているので、市場が盛り上がることを期待する」と話した。
あいさつの後は万歳三唱と、「大株(だいかぶ)締め」が行われた。「うーちまひょ、もひとつせ、いおうて三度」という独特の唱和で拍子木を打つこの掛け声は、江戸時代の米市場の売買成立でも行われたという。吹き抜けの同会場には音と声が鳴り響き、集まった参加者が今年の市場活況を祈願した。
大阪の式典終了後は東京証券取引所の大発会の様子が中継された。麻生太郎財務大臣や晴れ着姿の女性が取引開始の鐘を打つ姿が映し出された。