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大阪・適塾で特別展 北船場地域の歴史をテーマに、古地図も

緒方洪庵像

緒方洪庵像

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 国指定重要文化財の史跡「適塾」(大阪市中央区北浜3)で6月4日、特別展示「北船場地域と適塾・除痘館」が始まった。

「安政三年 尼崎町1丁目水帳附図」 

 適塾は、医師で蘭(らん)学者の緒方洪庵が江戸末期に開いた私塾で、適塾からほど近い場所に除痘館があった。除痘館は、洪庵らが開設した天然痘予防事業の普及拠点で、現在、その跡地には緒方ビル(今橋3)が立ち、館内に記念資料室が設けられている。

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 今回の特別展示では、洪庵が活動の拠点とした北船場地域の歴史にスポットを当てる。主な展示物は、洪庵が町家を購入した際の契約書「永代売渡申家屋敷之事」や、当時の土地台帳「過書町水帳」、地積図「尼崎町一丁目水帳附図(ふず)」など。いずれも実物の史料を展示する。

 大阪大学適塾記念センター特任研究員の尾崎真理さんは「適塾や除痘館がどういう場所に存在していたか、これまで目が向けられることは少なかった。洪庵や塾生らが活動していた頃の土地台帳や地積図から、当時の地域の姿を読み取ってほしい」と、見どころを解説する。

 開館時間は10時~16時。月曜休館。入場料は、一般=260円、高校生・大学生=140円、中学生以下無料。今月16日まで。

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