靭公園近くの和の暮らし道具を取り扱う「hitofushi(ひとふし)」(大阪市西区京町堀1、TEL 06-6225-7675)で現在、「新茶と道具展」が開かれている。
「新茶の季節なので、それに合わせて道具も選んだ。今回の企画展に合わせて作っていただいた道具もある」と店主の田中さん。
店内には、「嘉兵衛本舗」(奈良県)の新茶、昨年開催した「宮島の手しごと展」で会期終了を待たずに完売した「高津堂」(広島県)の「元祖もみぢ饅頭」のほか、「22家(にこにこや)」(中央区上本町)の器、陶芸家・山田想さんの急須、木工製品を手掛ける會田竜也さんの茶筒など、田中さんがセレクトした茶道具などを展示・販売している。
連続企画として「古事記の茶話会」を今年4回行う同店。今後開催する企画展と連動した内容で茶話会を行い、一般的に取っつきにくいとされる古事記の内容に触れる機会を設ける。「古事記は敷居が高いと思われがちだが、読んでみると意外と面白いことが分かる。『読んだことがないけど読んでみたい、でも一人だと難しい』という人たちで、さわりの部分だけでも一緒に読めれば」と田中さん。第1回は5月17日、「おはぎと古事記でたのしむ新茶」をテーマに行われた。
開催時間は11時~19時30分(最終日は18時まで)。日曜定休。5月24日まで。