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「インプット時間の確保を」と野崎さん=大阪・本町でテラスクの広報勉強会

フリーランスの広報として10年目を迎え、これまで98社を担当してきた野崎紗智子さんは、広報の活動で重視する点について「インプット(情報収集)時間」を提示。それが質の高い「アウトプット(情報発信)」につながると位置付けた。 一問一答は以下の通り。 ー広報として大切にしていることは。 「プレスリリースや企画書を書く」「記者さんとつながる」「交流サイト(SNS)やブログを更新する」など、情報の発信に時間を費やしがちです。 どれもとても大切ですが、露出につなげるためにはインプットも重要だと思っています。 ー具体的には。 例えば次のような取り組みです。 (1)社内にどんなネタがあるのかを把握し深掘りします。 (2)社会、業界、ベンチマーク(指標となる)企業・事業を調査します。 そのために検索機能を使ったり、街を歩いたりします。 看板や広告を見たりするのは大切ですし、テレビCMをチェックするのも役立ちます。 (3)メディア研究をします。 どんな番組か▽どんな記事か▽誰が書いているのか▽何を伝えようとしているのかーといった視点で研究します。 ーその意義は。 インプットすることで、自分の情報の引き出しが増えると、リリースや企画書の質も向上すると思います。 メディアに働きかけたい時ほど、引き出しを最新にアップデート(更新)することで、会話を広げることができたり、企画アイデアも浮かびやすくなると思っています。 忙しくなると後回しにしがちなので、スケジュールの中に「インプット時間」としてあらかじめ時間を確保するようにしています。 きちんとインプットしないと、品質の高いアウトプットはできないとも思っています。 (写真提供=三好沙季さん)

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広報担当者を対象にした勉強会が7月11日、中央会計セミナールーム(大阪市中央区備後町3)で開かれた。

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