大阪・堺筋本町に「ワインスタンドDAIGAKU(ダイガク)」(大阪市中央区安土町1)がオープンして3年がたった。
2016年12月から店長を務める木下稔也さんは、フランスのワイナリーに住み込みで働いていた経験を持つソムリエ。オープン当初のメニューは日本酒に合う料理など和洋折衷だったが、現在はワインに合うフランスの郷土料理が中心になる。
メニューはヒヨコ豆とゴマのペースト「フムス」や「ポタージュスープ」など(300円~)を提供する。木下さんは「メニューは日によって異なるが、自然派ワインと自家製パンをつなぐお総菜をそろえている」と話す。
同店では自然派ワインを「ひいおじいちゃんの時代と同じような製法で作られた、ずっと飲んでいたいワイン」と捉える。これまでの経験や書籍、インターネットなどで学んだ知識と木下さんがフランスで得た経験を合わせた解釈だという。
ドリンクメニューには、「生樽(たる)ワイン・フジマル醸造所」(500円)、「日替わりグラスワイン」(700円~、以上税別)など、木下さんがこれまで深く関わった造り手のワインをそろえる。
木下さんは「3年の間にこのエリアには個性的な立ち飲み店が増えて飲食店同士よい関係ができた。うちで飲んだワインをおいしい・面白いと感じて、自然派ワインを好きになり日常使いしてもらえる店にしたい」と笑顔を見せる。
営業時間は、火曜~金曜=17時~翌1時、土曜=15時~翌1時、日曜=15時~22時。月曜、第1・3火曜定休。