大阪・御堂筋沿いの北御堂(大阪市中央区本町4)で9月28日、寺を気軽に楽しむイベント「本町広縁(ひろえん)」が開催された。
西本願寺(京都府京都市)別院の同所が「敷居が高い印象のある寺へ、もっと気軽に立ち寄ってほしい」という目的で企画した同イベントは今回が初めて。この日は、10代から50代まで幅広い年代の人が北御堂へ立ち寄った。
会場入り口では、僧侶が茶のもてなしを行った。来場者は、「茶寮 つぼ市製茶本舗」(堺市)の水出し煎茶やほうじ茶と茶菓子を特設カウンター席で味わっていた。
会場内には、念珠作り体験コーナーや、墨と半紙に日頃の思いや気持ちをしたためるコーナーを設置。来場者は穴のあいた石にひもを通して念珠を作ったり、思い思いの言葉や人名、四字熟語などを文字にしたためたりした。
このほか、「北御堂探検ショートツアー」も行われ、参加者は、同所内にある親鸞聖人と蓮如上人の銅像や釈尊の一生を描いた壁画「無明と寂光」の解説や僧侶の法話に耳を傾けていた。
次回は12月18日を予定している。