大阪・本町の南御堂に隣接した「御堂会館」の跡地(大阪市中央区久太郎町4)で9月7日、「エクセルホテル東急」が営業を予定する17階建てビルの起工式が行われた。
南御堂の山門を兼ねた施設「御堂会館」は、建物の老朽化などの影響で2016年1月に休館。施設は解体され、「積和不動産関西」(北区)が建替事業者となり、地上17階建てビルの建設を開始した。
同ビルは、「東急ホテルズ」(東京都渋谷区)が運営する「(仮称)大阪エクセルホテル東急」を主な用途とする複合施設となる。「エクセルホテル東急」のブランドとしては関西初、全国11店舗目の出店。「日本初 寺院山門一体のホテル」として開業を予定する。
内装デザインのコンセプトは「大阪万華鏡」。担当者によると「大阪という街の輝きを表現する万華鏡をイメージした模様をロビー、レストラン、客室など室内全体にあしらう」という。
同ホテルはフロントロビーを16階に配置し、5~15階に約360室の客室、17階にはレストランや、イベントに使用可能な多目的スペースなどを設ける。全客室でバス・トイレ・洗面を分離し、上層階には「プレミアムルーム(仮称)」の設置を検討する。
ホテル開業は2019年度を予定。