中央区本町の愛日会館(大阪市中央区本町4)で4月13日、保護猫の里親探しをする「猫の里親会」(譲渡会)が開かれた。
開催したのはNPO法人「おおさかねこネット」。活動を初めて今年で6年目になり、昨年2013年8月に大阪市の認可を受けNPO法人化。NPO法人化に伴い、以前は隔月の開催だった「猫の里親会」を毎月開催にした。
昨年の来場総数は550人。正式譲渡になった猫は117匹に上る。里親になるには、アンケートの回答と簡単な面談を経て、保護主との面談が必要。当日に猫を連れ帰ることはできず、後日、トライアル(お試し飼育)期間を経て正式譲渡となる。
同NPOの山本さんは「慎重に面談し、擦り合わせを行っている。人間との相性もあるが、一番大きいのは先住の猫との相性。そのためのお試し期間」と話す。虐待や転売を目的とした猫詐欺もあるため、配慮しているという。
この日、猫の里親会を訪れた人は83人。エントリーした猫は27匹で、そのうちトライアルの申し込みがあった猫が10数匹ほど。「新年度の4月は毎年多く、大体60~90人が来る。今回は面談申し込みも多かった。転居のきっかけで飼おうとなるのかも」と山本さん。
次回開催は5月11日13時30分~16時30分。入場無料。予約不要。同会では、野良猫不妊去勢手術費用の助成金支給を目的とする基金にも取り組んでいる。詳しくはホームページで確認できる。