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靫公園周辺で「桜耳の猫」増える-地域住民らが連携、去勢進む

うつぼ公園の「さくら耳の猫」

うつぼ公園の「さくら耳の猫」

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 靫(うつぼ)公園(大阪市西区靱本町2)周辺の野良猫が減少している。地域住民らのボランティア団体「うつぼ公園ねこの会」が大阪市と協力し、野良猫の不妊・妊去勢手術を行う活動(TNR活動)を進めてきた成果だという。

メンバーが毎日交代で餌やりを担当

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 現在、同会のサポートメンバーは20人前後。付近に住居や勤め先がある人が多い。活動内容は、野良猫の不妊・去勢手術のほか、里親募集、餌やり、公園掃除など。会の活動は3年ほど前から始まり、市から認定を受けたのは2年前。市や町会、靭公園の協力を得て、市が活動を了承した認定公園で野良猫の管理に当たって。

 同会が活動を初めて以後、実際に公園の野良猫の数は減少しているという。「昔はもっと多くて、園内に一時期は50匹以上の野良猫がいたが今は18匹ほど。確実に野良猫の数は減ってきている」と同会代表の岡崎さん。

 不妊・去勢手術を受けた猫は、獣医師により耳に切り込みが入れられる。一度手術をした猫を間違ってもう一度捕獲しないための目印になる。カットされた耳先が桜の花びらに似ていることから、「桜耳の猫」と呼ばれている。桜耳は「一代限りの命」となってしまうが、もう殺処分のために捕まることはない。動物愛護団体なども活動を後押ししているという。

 日本では毎年十数万頭の猫が殺処分されている。2007年度は17万匹もの猫が殺処分の対象になった。公園猫と地域の共生を目指すこと、殺処分を防いで寿命を全うさせることが活動の目的だ。耳先カットは数十年前ドイツではじまり、今では世界共通の目印となっている。

 活動資金は同会の会費や寄付が中心。同園付近にある飲食店や保育園では募金箱設置に協力するなどして、同会の活動を支援している。同会では現在、猫の里親探しや募金箱設置に協力してくれる店を募集している。詳しくはねこの会のホームページにて。

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