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大阪・船場の花外楼が改築1周年 五代友厚ゆかりの地として話題に

土佐堀川・中之島公園が一望できる「花外楼」2階の部屋

土佐堀川・中之島公園が一望できる「花外楼」2階の部屋

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 大阪・船場の日本料理店「花外楼(かがいろう)」(大阪市中央区北浜1、TEL 06-6231-7214)が4月10日、改築から1周年を迎えた。

木戸孝允直筆の「花外楼」

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 1830(天保元)年に料理旅館「加賀伊」として創業した同店。1875(明治8)年には、大久保利通、木戸孝允らによる「大阪会議」が行われ、その成功を喜んだ木戸が「花外楼」と改名を提案したという。店内には今も木戸の直筆が残る。

 当初予定していた改築期間は3年だが、東日本大震災の影響もあり4年弱にわたって休業。創業以来、4代目の建物となる。

 同店の専務兼店長・徳光健太郎さんによると、「土佐堀川や中之島を一望できるガラス張りの窓が好評」。想定外の反響として、「椅子席を増やしたところ、9割以上のお客さまが椅子席を希望する」とも。

 営業再開後は毎月、学者や専門家などの識者を招き昼食付きのイベントを開催。3月には、NHKの朝ドラ「あさが来た」で話題となった五代友厚をテーマとしたことから、最大60人の定員を上回る申し込みがあったという。徳光さんは「(五代の出身地である)鹿児島からも団体のお客さまにお越しいただいた」と反響に驚きを見せる。

 今年に入って、同ドラマで五代を演じたディーン・フジオカさんも雑誌の取材を兼ねて来店。おかみ・徳光正子さんとの対談が実現した。

 徳光さんは「5月には中之島のバラ園も楽しめるので、多くの方に楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~15時、17時~22時(2日前までに予約が必要)。日曜・祝日定休。

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