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大阪・少彦名神社で神農祭 明治時代の「金の張り子の虎」復刻

医薬の神をまつる「少彦名神社」に医療・製薬会社のキャラクターが集う様子(写真提供=インクロム)

医薬の神をまつる「少彦名神社」に医療・製薬会社のキャラクターが集う様子(写真提供=インクロム)

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 「少彦名(すくなひこな)神社」(大阪市中央区道修町2、TEL 06-6231-6958)で11月22日・23日、毎年恒例の「神農祭」が開かれる。

明治時代の復刻版「黄金之虎」と「白金之虎」

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 健康と医薬の神様として信仰を集め、近隣住民に「神農さん」と呼ばれ親しまれている同神社。大阪の一年の祭りは、「今宮戎(えびす)神社」(浪速区)が1月に開く「十日えびす」から始まり、この神農祭で終わるとされている。

 同祭りでは「家内安全・無病息災」を願い、張り子の虎が付いた五葉笹を買い求めて多くの参拝者が訪れる。江戸時代にコレラが大流行した際、道修町の薬種問屋が虎の頭骨を砕いた丸薬を作り、張り子の虎を神前に供えたことから、厄よけのお守りとして広く知られるようになったという。

 張り子の虎は今回、特別に明治時代の復刻版として「黄金之虎」70体、「白金之虎」50体を限定販売する。これは「大阪張り子」という伝統的な技法で、33もの工程を施した熟練職人により手作りされたもの。

 祭りの当日は多数の屋台が出てにぎわう。同神社の前の道修町通りは、堺筋から御堂筋まで通行止めになる。

 今年で3年目となる「くすりのゆるキャラ」たちのパレードを行い、記念撮影にも応じる。古代中国の薬祖神「神農炎帝」をモチーフにした治験支援会社「インクロム」(兵庫県西脇市)の「神農さま」など毎年恒例の8体に加え、「ロート製薬」(生野区)の「ロッチーちゃん」、奈良県の薬を広める役割を担う広報特命班長「ドラジィ」、「大幸薬品」(吹田市)の「糖衣Aちゃん」の3体が新たに登場する。

 開催時間は9時~20時。

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