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大阪北浜に自転車通勤向け会員制駐輪場 空きビル活用で6店目

自転車通勤向け会員制駐輪場「ヴェロスタ」室内の様子

自転車通勤向け会員制駐輪場「ヴェロスタ」室内の様子

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 大阪市内のオフィス街に11月1日、スポーツサイクル通勤者向けの駐輪場「ヴェロスタ 北浜道修町店」(大阪市中央区道修町1)がオープンする。ヴェロスタ合同会社(平野区)のFC店舗で、大阪市内に5店舗、関西エリアで計6店舗を展開する。

自転車は縦型に駐輪するスタイル

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 北浜のビルの1階に構える同店。店舗面積は19坪。自転車を縦型に駐輪し40台収容できる。入室はICカードで管理した会員に限るため、盗難のリスクも低いという。スポーツウエアからスーツに着替えられるフィッティングスペースなども用意する。

 近年、健康志向からロードバイクやクロスバイクなどスポーツ自転車の販売台数が増えている。スポーツ自転車で通勤する人たちは「自転車ツーキニスト」という愛称で呼ばれるなど、人気が定着する一方で、大阪市内は放置自転車に対する取り締まりが強化され駐輪場のニーズが高まっている。

 同店オーナーの小嶋正人さんは「起業などいろいろ考えていたタイミングで同社の存在を知り、自分で何かを始めるには良い機会だと思い運営することに決めた」と話す。「利用者は自転車好きな人が多いと思うので、何かしら交流が生まれるような店になれば」と意気込む。

 同社社長の大崎弘子さんは「スポーツ自転車で通勤したい人にとって駐輪場は駅の役割を果たすので、そこに駐輪場ができれば自転車通勤が可能になる。1店舗目となる堺筋本町店はずっとキャンセル待ちが続いており、『ここにも、あそこにも欲しい』という要望が多いため思い切ってフランチャイズ制度を作った」と話す。「予想を超える16社が集まり、8月オープンの直営店(本町店)のほか、11月までにFC4店舗がオープン、それ以降も順次オープンを予定する」という。

 「駐輪場の初期投資は200万円程度で、個人でも参入が可能。満車になるとほとんど手間がかからず、本業を持ちながら挑戦する会社員の姿もある」と大崎さん。「現在は関西を中心に展開するが、ホームページを通して関東への出店要望も多くいただくので、今後検討していきたい」とも。新規参加社の年内の受付は停止しており、来年1月以降に再度募集を予定する。利用料は店舗により異なるが、おおむね月額5,000~6,000円程度だという。

 同店の利用料金は月額6,000円(税抜き)。24時間営業。

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