カフェバー「エメロン」(大阪市中央区安土町1、TEL 070-9025-3150)が大阪・堺筋本町にオープンして2カ月がたった。
店舗面積は10坪で、席数は15席。店主の岡村さよりさんの祖父は徳島県で食堂を営んでいたという。祖父のあだ名が「エメロンさん」だったことから、その名を店名に引き継ぎ9月1日にオープンした。
同店の名物は「エメロン串」と名付けた特製の牛すじ串(1本=150円)。岡村さんは「祖父の店の名物で、阿南地方のB級グルメとして広まった。偽物も出回るくらい有名」と明かす。エメロン串は岡村さんの母親が徳島で製造。店では宅配便で送ってもらい提供する。フードではボトルキープできる味付けのり(600円)を用意する。「おいしいのりなので、ボトルキープといいながら酒のあてに一晩で食べる人も。メニューに白ご飯(350円)があるので、ご飯のお供としても人気」と話す。
朝はロールパンにゆで卵、サラダとドリンクをセットにしたモーニングメニュー(500円)を用意。ドリンクは1杯おかわり無料で提供する。
岡村さんはアパレル企画会社を経営し、夜の営業で店に立つ。「娘がエメロン串の味を広めたいと言ったことも開店のきっかけで、12月には通販を開始する予定」と話す。「徳島では100本単位で買ってくれる人もいる。この味を全国の人に届けることができたら」と意欲を見せる。
営業時間は、7時30分~15時、17時~20時。日曜・祝日定休。