定食とおでんの店「食卓堂」(大阪市西区土佐堀3、TEL 06-6441-8180)が2月10日、大阪・阿波座にオープンした。
店舗面積は12坪で、席数は12席。昼は定食、夜は予約制でおでんを組み込んだコース料理を提供する。店主の志水寛治さんはフレンチやイタリアンで働いた経歴を持ち、前職の会社では定食店の立ち上げに参画。四ツ橋にある店で4年間店長を努めていたという。「元々、独立志向があった。コロナが落ち着いてから出店したかったが、その気配がないのでもう店を出した」と笑顔を見せる。
昼は「一汁八菜定食」(1,100円)と名付けた定食を用意。主菜は「日替わり」「鶏唐揚げ」「茶美豚のしょうが焼き」「さばのみそ煮」の4種類から選ぶことができ、特注した皿に7種類の副菜と盛り付けて提供する。夜は月替わりのコース(4,000円)を提供する。前菜やわん物、焼き物などが入る会席料理風のコースで、煮物にはオリジナルの創作おでんを提供する。
志水さんは「酒はナチュラルワインや自然酒、野菜は愛媛の無農薬農家から取り寄せたものを中心に使っている。食材も器も、生産者の方が心を込めて作ったものを紹介したい」と話す。「周囲は店などがないエリア。料理はもちろん、空間づくりや接客にもこだわり、ここを目がけて来てもらえるような店にしていけたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時~14時30分、17時~22時。夜は予約制で営業時間は時短要請に従う。