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阿波座の喫茶店「美藤珈琲」3周年 カップ50種類用意、客の好みで提供

店主の西尾ミツ子さん(右)とスタッフの角田さん。店名はミツ子さんの旧姓に由来する。

店主の西尾ミツ子さん(右)とスタッフの角田さん。店名はミツ子さんの旧姓に由来する。

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 喫茶店「美藤珈琲(ビトウコーヒー)」(大阪市西区土佐堀3、TEL 06-7110-7255)が大阪・阿波座にオープンして3周年を迎えた。 

客の選んだカップに注ぐ温かいコーヒー

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 店舗面積は約16坪、席数は14席。運営は「eat make(イートメーク)」(西区)。社長の西尾英雄さんは店主のミツ子さんの息子で、2016(平成28)年から同じビルの1階ですし店を経営する。喫茶店があるのは元はすし店の個室と事務所だったフロア。2019(平成31)年1月18日、「母と共通で好きだったコーヒーの専門店を始めた」と開店の経緯を明かす。

 コーヒーはホットを2種類(各495円)とアイス(550円)を用意する。温かいコーヒーは、西尾さんが「いまや絶滅危惧種」と話すサイフォンで抽出し、50種類以上そろえたアンティークのカップの中から客の好みのカップに注いで提供する。食事メニューはコーヒー付きの「特製牛すじカレー」(800円)のほか、ホットサンド(500円)などの軽食や抹茶パフェ(650円)などのデザートも用意する。

 開店前の2年間で約100軒の喫茶店を訪れて研究したという西尾さんは「母の世代は高度経済成長期で、一日中働く人の生活の中に喫茶店ブームがあった」と説明。携帯電話もなく、喫茶店に集まって打ち合わせをしていた時代を同店に重ね、「ルーティンで来てもらえるような店でありたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。火曜・水曜定休。

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