食べる

淀屋橋「神宗」カフェがリニューアル 創業240年、塩昆布煮汁ソフトも

店長の佐藤さん(左端)とスタッフ。店の内装は創業当時の江戸時代の町を再現したという

店長の佐藤さん(左端)とスタッフ。店の内装は創業当時の江戸時代の町を再現したという

  • 44

  •  

 佃煮の店「神宗 淀屋橋本店」(大阪市中央区高麗橋3、TEL 06-6201-2700)が9月、カフェをリニューアルオープンした。

「五感」の抹茶バウムを添えた「塩昆布煮汁ソフトクリーム」

[広告]

 同社の創業は1781年。淀屋橋本店は2004(平成16)年にカフェ併設店としてオープンした。2018(平成30)年10月にカフェ営業は中止してからは物販だけで営業してきたが、今月6日にカフェを再開し、ソフトクリームをイートイン・テイクアウトで販売する。席数は8席。

 同店で提供するソフトクリームは「塩昆布煮汁ソフトクリーム」(イートイン=500円、テークアウト=300円)で、塩昆布を製造する際に出る煮汁を配合して製造する。店長の佐藤倫代さんは「煮汁は隠し味として使っているため昆布の味は感じない」と説明。煮汁を加えることで生乳のコクを引き出しているという。ソフトクリームには大納言あずきを乗せて提供し、イートインでは一口サイズの「五感」の抹茶バウムクーヘンも添える。

 今後は店内で、食事メニューも提供する予定という。持ち帰り商品として販売している3種類のにゅうめんセットを店内飲食できるほか、イートイン限定の味も現在開発中と明かす。

 今年で240周年を迎えたという同社。佐藤さんは「定番商品を大事にしながら、若い人にも親しんでもらえる商品を提供したい。ソフトクリームをきっかけに幅広い年齢層の方に足を運んでもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~17時(カフェ営業は15時まで)。土曜・日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気などを行って営業している。

船場経済新聞VOTE

船場経済新聞エリアには、8つの駅があります。一番利用する駅を教えてください。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース