「大衆ビストロ ムムム」（大阪市中央区平野町4、TEL 06-6575-7552）が3月12日で1周年を迎える。

卵黄をからめて食べる「ローストビーフ丼」

　店名には「ムムム」とうなるような料理とワインを出したいという気持ちを込めたという。店舗面積は14坪で、席数はカウンター8席、テーブル10席。

　グラスワインは赤と白のグラスワインを常時各3種類（480円～700円）、スパークリング（700円）を用意する。コスパの良い「旨安（うまやす）ワイン」が中心といい、ソムリエが産地にこだわらず、その時期のお薦めのものを選んでいるという。

　料理はフレンチやイタリアンを中心に、ワインに合う一品料理を用意。ランチの日替わりメニューではハンバーグや唐揚げなどのほか、チーズダッカルビのような韓国料理の要素も取り入れたものも提供する。看板料理はローストビーフで、真空低温調理した肉にしょうゆベースのソースをかける。夜のアラカルト（880円）のほか、ランチではローストビーフ丼（900円）として提供する。

　店長の中川成德さんは「コロナとともに過ごした1年」と振り返り、「最初の年は店の認知を広げたかったが、なかなか思うようにいかなかった」と打ち明ける。「この付近はビジネス街でも飲食店が多いエリア。今は大変なことも多いが、各店と協力してこの地域を盛り上げていけたら」と意欲を見せる。

　営業時間は11時30分～14時、17時～23時（営業時間は大阪府の時短要請に従う）。日曜・祝日定休、土曜営業は予約のみ。新型コロナウイルス対策として席の間を開けて案内し、定期的な消毒や清掃、換気などを行っている。