IT企業「ユニクエスト」(大阪市西区靱本町1)が3月、同ビル6階に企業主導型保育園「本町おひさま保育園」(TEL 06-6131-5710)を開園する。
同社では社員の男女比率が4対6で女性が多く、育休・産休を取る社員が増えてきたこともあり、福利厚生の一環として保育園を開園する運びになったという。
大阪市が2017年10月に発表したデータによると、西区は市の中で待機児童が最も多い。取締役の和田翔雄さんは自身の子どもが保育園を2回落選した経験から「本社を構える西区に住む皆さまにも保育園を利用いただけるようにし、少しでも地域貢献ができれば」と話す。
小児科病棟での保育士経験や地域で学童保育立ち上げの経験を持つなど、保育歴30年という益永比呂子園長は「園の広さは90坪あり、園児が十分にのびのび身体を動かして遊べるスペースを広く確保した。看護士を常駐させ急な体調変化にも対応する。広くて明るい園内は『第二のおうち』のような雰囲気」と話す。
一般的には持ち込みが多い園児の布団は、園で季節に合ったものを準備するほか、園内調理をした夕食を出すなど、認可保育園では実現が難しい保護者を支えるサービスも導入するという。
定員は30人。受け入れは0~3歳。保育料は月額4万5,000円。別料金になることが多いというおやつ、昼食、夕食、紙おむつ代、早朝・延長預かり料を含んだ料金とする。
開園を前に1月25日・26日に保護者向け説明会を同社4階で開催する。説明会開始は15時。参加無料。説明会の日程が合わない場合、個別での説明も行う。申し込みはウェブサイトや電話(平日9時~18時)で受け付ける。