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大阪・中央区役所近くに認可保育園 地域のニーズ受け、卸売企業が用地協力

写真左から、「ちとせ交友会」の山口理事長と「船場ちとせ保育園」の竹内園長

写真左から、「ちとせ交友会」の山口理事長と「船場ちとせ保育園」の竹内園長

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 大阪・堺筋本町の中央区役所近くに4月3日、認可保育園「船場ちとせ保育園」(大阪市中央区北久宝寺町1、TEL 06-6262-8030)が開園した。運営は社会福祉法人「ちとせ交友会」(東京都港区)。

保育室の様子

 5階建て園舎の延床面積は約547平方メートル。定員は84人。6カ月~5歳までの子どもの受け入れに対応する。

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 中央区は大阪市内でも人口増加が著しく、待機児童の課題解決が深刻になっているエリアの一つ。同園は、ニーズの高い同区で今年4月に開園する唯一の認可保育園。用地に当たり、製菓原材料卸「畑商店」が協力した。

 昨年9月には、保護者向け説明会を行った。同園の竹内緑園長は、「告知から開催までの期間が短かったにもかかわらず、80人以上の保護者が詰め掛け、関心の高さを実感した」という。「4月から入園予定の乳幼児の中には、同区内でも比較的遠くから通ってくる子どももいる」とも。

 岡山県と関東エリアを中心に保育事業を展開する「ちとせ交友会」の山口哲史理事長は、「関東で保育実績を積みながら、数年前から大阪の公募に手を挙げ続けてきた」と話す。

 竹内園長によると、同会では「Home」を基本理念に、「子どもや保護者が心安らぐ憩いの場」を作ることを目標に、スイス人心理学者・ピアジェの構成論に基づいた保育方針として、「自律を育む保育、させる・教えられる保育ではなく、自ら考え・行動する」保育を目指すという。

 同園では夏ごろをめどに、3歳児以上では週1回程度の英語指導を始める予定という。このほか、まだうまく言葉を話せない乳児とジェスチャーを使ってコミュニケーションをとる「ベビーサイン」の手法を採用したり、集団での読み聞かせに大きな絵本(ビッグブック)を使ったりするなど、特色ある保育を展開するという。

 竹内園長は「問い合わせが多く、期待の高さを感じている。交通量が多いエリアなので、特に安全面に配慮しつつ、地域の商店街や町会などとの関わりを密にし、地域に根ざした保育園を目指したい」と話す。

 山口理事長は「岡山や関東では、同じ沿線上に保育園を複数配置して保育士を異動しやすくしている。大阪でも、船場を起点に、周辺区にも増やしていきたい」と話す。

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