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大阪市と道修町まちづくり協議会が無電柱化に関する締結式 2020年完成目指す

吉村洋文大阪市長(左)と「道修町まちづくり協議会」の土屋裕弘会長

吉村洋文大阪市長(左)と「道修町まちづくり協議会」の土屋裕弘会長

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 道修町通(大阪市中央区道修町2・3)の無電柱化と道路整備事業について10月30日、大阪市と「道修町まちづくり協議会」が「道修町通の整備に関する基本確認書」を締結した。

完成イメージ図パネルを持つ吉村市長と土屋会長

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 「道修町まちづくり協議会」は2015年9月発足。道修町の企業や土地所有者、居住者を中心に、「薬の街」として知られる道修町をさらに魅力あふれる街へ発展させ、未来につなげるまちづくり活動を行うための任意団体という。

 同確認書によると、市と協議会は双方で協力し、景観向上と災害時リスクの低減のため道修町通の無電柱化を推進。周辺景観と調和した道路整備に取り組むことで、道修町通を新たな集客拠点化することを目指す。

 無電柱化には、地下桝・管路・地上機器などの設置が必要となるため、民地内への設置について沿道地権者からの承諾を得て試掘工事を進めているという。

 吉村洋文大阪市長は「古くから『薬の街』として知られ、歴史と伝統ある道修町通は大阪の東西の軸の一つと考えている。街の個性を生かし、より一層愛される街になれば」と話す。

 同協議会の土屋裕弘会長は「道修町通では伝統ある製薬・医薬品関連企業が旧本社ビルを保存し、ミュージアムを展開して歴史と魅力を伝えている。毎年、少彦名(すくなひこな)神社で行われる神農祭には近年若者の来場も増え、周辺地域には住民も増えつつある。ホッとするような、人が集まる優しい街にしたい」と意気込む。

 同事業は2020年度の完成を目指す。

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