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大阪の福祉事業所が缶バッジ制作サービス「ギガバッジ」 ウェブで直接受注

社長の中川悠さん(右)とクリエーティブディレクターの芥川憲さん

社長の中川悠さん(右)とクリエーティブディレクターの芥川憲さん

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 大阪・淀屋橋の福祉作業所「GIVE & GIFT」(大阪市中央区淡路町2、TEL 06-6226-7993)が9月9日、缶バッジ制作サービス「ギガバッジ」を始めた。

1個1個手作業で作る缶バッジ

 大きさは32ミリと57ミリの2種類。裏面のピンはフックピンと安全ピンの2種類を選べる。注文はウェブのみで受け付ける。

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 価格は32ミリサイズを1000個注文の場合、フックピンタイプが1個31円、安全ピンタイプが1個42円。社長の中川悠さんによると、福祉事業所は営利企業ほどの収益が必要ないため、他企業のサービスと比べ低価格で提供できるという。

 これまで、缶バッジ制作の一部作業のみを下請けとして受注していたが、サービスの開始によって受注から納品までを一貫して行えるようになった。中川さんは「下請けの作業は全体の一部だけで、完成品を想像しにくい。完成まで全ての作業を当施設内で行うことで、障がい者にとって『作ったものが誰かのためになる』ことを実感できる」と話す。

 中川さんによると、缶バッジは納期や輸送コストを理由に国内で生産することが多く、細かい手作業が多く機械化が難しいこともあり「30年後も手仕事が残る仕事」ではないかと考えたことがサービス立ち上げのきっかけとなったという。

 「施設利用者には、アイドルや宝塚歌劇、サッカー、アニメ、電車などの趣味を持つ人も多く、缶バッジの絵柄でテンションが上がったり、仕事への意欲につながったりすることもある」と話す。

 「価格は安価だが、デザイナーが常駐するため品質は安定したものを提供できる。ウェブにはあえて福祉の要素は入れず、価格と品質で時間をかけて信頼を得たい」とも。

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