大阪・阿波座のACDC;02ビル(大阪市西区阿波座1)で12月6日、「クリエイティブアウォード関西2015」の授賞式が行われ、グランプリに「尼崎ENGAWA化計画」が選ばれた。
「クリエイティブアウォード関西2015」のファイナリスト、審査員、実行委員ら
同プロジェクトは、「『関西圏を中心とした創造的な活動』をジャンル、自薦他薦問わずに募集し、その勇気ある取組に対して関西、そして全国からエールを送る」というコンセプトで、2013年に初開催した。3回目の今年はファイナリスト16組を選出した。
グランプリに選ばれたのは「尼崎ENGAWA化計画」。兵庫県尼崎市で活動する同団体は、元喫茶店の空き店舗を有志でリノベーションして作ったコミュニティースペース「amare(あまり)」で、ワークショップやイベントなどを開いている。
メンバーの江上昇さんは「尼崎のイメージが変わるところまで頑張りたい。『あのクリエーティブな町か』と言われるようになれば」と話す。同メンバーの藤本遼さんは「今後は拠点を増やして、もっといろいろな層にリーチしていきたい」と意欲を見せる。
2位は「NPO法人もうひとつの旅クラブ ご来光カフェ」。同団体は、授賞式の来場者による投票で決める当日特別賞を同時受賞。3位は、「緑橋文化祭実行委員会 みどりばしぶんかさい」。
実行委員会の田中冬一郎さんは「アート寄りの応募が目立った第1回、福祉系が目立った第2回と比べて、第3回の今年は予想よりも応募者のジャンルがシャッフルされて、面白くなってきたと感じている。自分のジャンルにこだわらず、次回もどんどん応募してほしい」と呼び掛ける。