大阪市の中心部を南北に縦断する御堂筋で5月21日朝、「御堂筋まちづくりネットワーク」(大阪市中央区本町4)が主催する一斉清掃が行われた。
御堂筋は、多くの企業が立ち並ぶオフィス街を横断する南向き一方通行の国道。活動区間のビジネスエリアを各企業との協調で活性化する目的で毎年、かいわいのイベントに合わせ春秋に開催している。今回で20回目。
御堂筋の沿道企業38社、約200人のボランティアが参加。8時から9時まで土佐堀通から博労町付近までの1.2キロメートルの区間で、周辺のゴミ拾い、御堂筋に点在する彫刻磨き、彫刻脇のプランターや平野町交差点の街園の剪定(せんてい)などを行った。
沿道企業からの寄贈の彫刻は「人間主体のまち、世界に貢献するまち」を目指す国際都市を象徴し、市民生活が豊かに、また都市イメージが多彩に広がるもの」とされ、「人間賛歌」をテーマに29体が並んでいる。
街園を剪定した参加者の1人は「きれいに整えるだけで印象も違うし、気持ちいい」と笑顔を見せた。同ネットワーク事務局の市村さんは「清掃することで本来の御堂筋の美しさを再確認できる。協力しながらこれからもまちづくりに尽力したい」と今後の活動に意気込む。