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「船場ガイドブック2014」発行-活気づく船場の今と未来を紹介

活気づく船場の今と未来を紹介する「船場ガイドブック2014」

活気づく船場の今と未来を紹介する「船場ガイドブック2014」

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 大阪・船場地域のさまざまなスポットを紹介するフリーペーパー「今日からあなたも船場人 船場ガイドブック2014」が9月に発行され、魅力的なまちづくりを提案するガイドブックとして注目を集めている。

ガス燈がレトロな街の雰囲気を醸し出す三休橋筋

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 「ランチタイムは歩行者天国に」「いつもどこかでコンサート」など、10年後の船場地域の未来像を多彩に展望する同ガイドブックは、2012年より毎年発行されており、今回が第3号となる。

 制作にあたった「船場げんきの会」は、歴史・文化やビジネス、まちづくりなどの活動を行うグループが連携して生まれた共同体で、今年は会が発足して10年の節目。今号のテーマを「船場の今」とし、これまでの10年を振り返って船場地域の変化を見つめ、さらに10年後を展望する内容とした。

 ガイドブックの内容は大きく4つで構成。北船場や三休橋筋などの地域別に10年の変化を紹介する「船場の今」、船場の未来像を提案する「船場のこれから」、72カ所のお薦めスポットを紹介する「船場のおすすめ」、船場に住む人にとって便利な「船場生活手帳」、船場を訪れたことのない人にも、活気づく街の様子が分かりやすく、また、行ってみたいと思わせる情報が多数紹介されている。

 新築マンションの建設が進み、船場地域の夜間人口は9542人(2010年)と、10年前と比較して約2.5倍増加している。ホテルや店舗などの商業施設が増え、レトロな建築物を生かしたまちづくりや文化イベントも行われるなど、この10年で街に人が増え活気が出てきたという。

 約4カ月かけ制作をとりまとめた谷口康彦さんは「文化的なイベントがあっても一過性で終わってしまう。せっかく船場を訪れてくれた人たちに、もっと街のことを知ってもらいたい」と、ガイドブック制作のきっかけを話す。同ガイドブックには、減災マップや連合振興町会などの生活情報も掲載しており、「新しく船場に住み始めた人も多く、生活のためのガイドにも使ってほしい」とも。

 秋のイベントシーズンには、同ガイドブックを持ち歩く人も見られ、「街のことがよく分かる」と好評を得ているという。発行部数は2万部。今月23日まで開催中の「船場博覧会2014」イベント会場に設置するほか、「船場げんきの会」ホームページからもダウンロードできる。

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